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ドイツ:政府、2060年カーボンネガティブ目標の導入めざす

2024-02-28
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

2024年2月28日付の報道によると、ドイツ政府は2024年末までに、2060年のカーボンネガティブを見据えた長期戦略を策定する計画だという。具体的な数値は公表されていないが、連邦経済・気候保護省(BMWK)が発表した概要案では、パリ協定の1.5℃目標を達成するためにはネットゼロ戦略は不十分で、農業や工業などCO2の排出が避けらない部門からの排出量(CO2換算で年間約6,300万tと予測、1990年のGHG総排出量の約5%に相当)を相殺するためCO2除去(CDR)が必要だとする。同戦略では、森林回収や泥炭地の再湿潤などの自然吸収源を補う技術として炭素回収・貯留(CCS)の導入を促進し、CCSの中期的(2035年、2040年、2045年)な導入目標を盛り込む計画である。