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欧州:2023年の洋上風力への投資が過去最高に

2024-01-25
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

欧州の風力発電事業者団体WindEuropeは2024年1月18日、2023年の欧州における新規洋上風力への投資額が過去最高の300億ユーロとなったことを発表した。また、2023年に新規稼働した洋上風力発電所の容量も4.2GWで、2022年との比較で40%増加したと述べている。この投資額は合計容量9GWの8プロジェクトに対するもので、2022年の投資額が過去最低の4億ユーロであったことと比較して大幅に増加した。2023年はオランダ、フランス、英国が新規導入の上位であったが、2024年は40GWの洋上風力入札が計画され、ドイツ、デンマーク、英国、フランス、オランダが、今後2年間の入札実施上位5カ国となる。欧州では今後3年間、年間約5GWの洋上風力発電所が建設される予定となっているが、2030年の目標を達成するためには、2027年から2030年の間に年間24GWの洋上風力発電所を建設する必要があり、現状の開発ペースを大幅に引き上げる必要がある。しかしながら、現在の洋上風力発電のサプライチェーンは、毎年7GW程度の生産能力であるため、サプライチェーンへの大幅な投資が必要であるとしている。加えて上限なしのネガティブ入札の改善の必要性についても指摘している。