海外電気事業短信

中国:中国企業、民生用「超小型原子力電池」開発に成功

2024-01-08
  • 東アジア
  • 原子力

中国のBetavolt New Energy Technology社は2024年1月8日、革新的な民生用原子力電池の開発に成功したと発表した。同電池は硬貨サイズ(15mm×15mm×5mm)であり100マイクロWを出力し、電圧は3Vであるという。同社は2025年に1Wの電池を発売する予定。ニッケル63の放射性同位体と中国初のダイヤモンド半導体(第4世代半導体)モジュールを組み合わせており、原子力電池の小型化、モジュール化、低コスト化が実現されたとしている。ニッケル63は半減期約100年の放射性核種であり、β粒子(電子)を放出する。同社によれば、この電池は50年間安定して発電し、充電やメンテナンスが不要であり、航空宇宙、AI機器、医療機器、小型ドローン、ミニロボットなど、多様な用途で長時間の電力供給が可能であるという。この電池は現在試験段階にあり、今後市場で大量生産される予定としている。