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ドイツ:EnBW、送電子会社TransnetBWの株式売却、過半数は維持
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- 2023-05-26
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- 欧州
- 環境・再エネ
ドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州に本拠を置くエネルギー大手EnBWは2023年5月26日、送電子会社TransnetBWの株式24.95%を売却することを発表した。売却先は同州の金融機関・保険会社などから成るSüdwestコンソーシアムで、売却額は約10億ユーロと報じられている。規制当局による競争法上の審査を経て、2023年第3四半期に売却を完了する見込みである。EnBWはまた、政策金融機関の復興金融公庫(KfW)にTransnetBWの株式24.95%のコールオプションを付与しており、KfWは近日中に権利行使すると伝えられている。EnBWは2022年2月、同社の成長戦略実現に向けた投資資金を確保する目的で、TransnetBWの株式を最大49.9%売却する方針を明らかにしていた。EnBWは2021~2025年に、120億ユーロ規模の投資(電力・ガスネットワークの整備に60億ユーロ超、再エネ・発電所の燃料転換に40億ユーロなど)を計画している。また、TransnetBWはドイツ南北を連系する超高圧直流送電線の建設を進めており、2035年までに約100億ユーロの投資が必要になるとされる。なお、EnBWは株式売却後もTransnetBWの過半数株主にとどまる。
