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米国:石炭火力の発電容量、2026年までにピーク時から半減の見通し

2023-04-03
  • 北米
  • 火力

米国エネルギー経済財政研究所(IEEFA)は2023年4月3日、石炭火力の発電容量がピーク時(2011年、約3億2,000万kW)から2026年までに半減する見通し(約1億6,000万kW)を公表した。一部の石炭火力発電所は、パンデミックによるサプライチェーンの混乱(新たな発電設備の開発遅れ)により廃止時期は延期されたものの、その他の発電所は廃止時期を前倒しした。各電力会社の発表によれば、同発電容量は2030年末までに、約1億2,000万kWに減少する見通しである。また、廃止時期を表明していない5万kW以上の大型石炭火力発電所は200基以下であり、そのうち118基は運転開始から40年以上経過している。電力会社の統合資源計画(IRP)や投資計画などによれば、ほとんどの計画において、石炭火力を大幅に削減、あるいは完全に廃止し、風力、太陽光、蓄電池を大幅に増強し、既存のガス火力発電所に依存する計画となっている。