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中国:中電聯、2023年需給想定を発表、地域的な需給ひっ迫の可能性も指摘

2023-01-19
  • 東アジア
  • 火力

中国電力企業聯合会(中電聯)は2023年1月19日、「2023年度の電力需給情勢分析報告書」を公表、2023年の電力需要は経済の回復もあり2022年比で約6%増加して9兆1,500億kWhになると予測した。同報告書では、需給バランスについて、降水量などの気象要因が水力、風力、太陽光などに与える影響という不確定要素に加え、燃料費高止まりで火力事業者にとっては発電するほど赤字が膨らむという問題があることから、潜在的な供給リスクも存在していると指摘し、夏季における華東・華中・南方地域や冬季における華東・華中・南方・北西地域で需給がタイト化する可能性があるとの見方を示した。これを踏まえて、中電聯は、発電用燃料の供給能力の増強、石炭価格の安定化方策の実施、送電系統の開発加速、需要負荷管理の強化など8点を提言した。