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アルゼンチン:政府、GHG排出削減のための環境行動計画を発表
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- 2022-11-03
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- 中南米
- 環境・再エネ
2022年11月3日付報道によると、アルゼンチン政府は気候変動適応・緩和計画(PNAyMCC)を発表し、2030年の温室効果ガス排出削減目標(NDC)で設定した目標を達成するための一連の対策を明らかにした。同国のNDCは、2030年のGHG排出量が3億4,916万tCO2で、2016年の排出量(4億8,270万tCO2)比27.7%減を目指す。これを達成するため、(1)省エネとクリーンなエネルギー、(2)循環型経済、(3)電気自動車、(4)持続可能な住宅やインフラ、(5)生物多様性の保全、(6)原生林の持続可能な利用、を推進することが掲げられた。同国では、再エネ目標として、2025年末までに消費電力量に占める再エネ発電電力量比率20%を掲げているが、その達成にはまだ約260万kWの再エネ(太陽光、風力、バイオ燃料など)導入が必要であり、さらに送電線の容量も不足している。同計画では、地方での小規模再エネ(9万kW未満)の導入と送電線の空き容量や蓄電設備の活用が推奨されている。地元紙は、地方において再エネ発電設備が設置されることにより、配電系統で発生している停電を改善し、発電コストを減らすことが真の目的であると指摘している。
