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中国・フランス:原子力 台山2号機、炉心の異常により出力抑制か

2022-05-25
  • 東アジア
  • 原子力

2022年5月25日付のフランス現地紙によると、中国広核集団CGNとフランス電力EDFの合弁会社TNPJVC(CGN:70%、EDF:30%)が運営する台山原子力発電所2号機(EPR、175万kW)について、炉心に異常が発生しており、状況の悪化を抑えるため出力を下げて運転しているという。同発電所では2021年7月、燃料損傷により1号機が停止しているが、2号機は問題ないとされていた。フランス原子力安全局ASNが2022年5月に発行した2021年のASN年次報告書において、「2021年に見られた燃料損傷を含む、台山EPRの炉心(les cœurs des réacteurs EPR de Taishan)で観察された様々な異常」と複数形で記載されていたことから、同紙が確認したところ、ASNは2号機にも異常が発生していることを認めたという。どのような異常かは明らかにされていないが、同紙は「同問題は燃料集合体の欠陥および圧力容器の設計ミスに起因しているようだ」としている。