海外電気事業短信

デンマーク:系統接続に優先順位を導入する法改正が成立

2026-10-01
  • 欧州
  • 送配電

デンマーク議会は2026年10月1日、系統接続の優先順位を導入する電力供給法などの改正法案を可決した。系統容量の逼迫を受け、従来の先着順による接続ルールを見直し、限られた系統容量の効率的な活用を図る。新制度では、接続申請を4つのカテゴリーに分類し、(1)一般家庭や、医療・防衛など社会的重要施設、(2)交通・暖房・産業の電化、再エネ、CCS、水素など、(3)蓄電池など電力系統を支援する設備、(4)特定大口需要家、の順に優先順位をつける。データセンターは、社会的重要機能を担う場合を除き、原則(4)に分類される。また、(2)~(4)では、ピークシフトやピークカットなどの需要調整により系統への負荷が小さい案件を、同一カテゴリー内で優先する。送電事業者Energinetや配電事業者は、容量不足や系統への過度な負荷が見込まれる場合、(3)および(4)の接続申請を却下する権限を持つ。同法は10月12日に施行される予定であ