海外電気事業短信

フランス:2026年上期の消費・発電電力量は増加、マイナス価格も頻発

2026-07-16
  • 欧州
  • 電気事業一般・経営

フランスの送電系統運用者RTEは2026年7月16日、同国2026年上期の電力需給状況を発表した。同年上期の消費電力量は前年同期比1%増の230.6TWh(気温補正後)となった。総発電電力量は同4.6%増の284.3TWhとなり、そのうちの95.2%が低炭素発電である。その結果、発電関連の温室効果ガス排出量は490万CO2換算tとなり、過去最低を記録した。また、同国の先物価格は、国内消費量に比べて低炭素発電が豊富であるため、近隣諸国の大半の価格とは乖離した状態が続いている。2027年渡しの先物価格は平均54ユーロ/MWhであったのに対し、ドイツは89ユーロ/MWh、イタリアは101ユーロ/MWhであった。これと並行して、マイナス価格の発生時間数が前年同期の363時間から407時間に増加。また、価格が大幅にマイナスになるケースも発生し、4月26日と5月1日には前例のない低水準(マイナス478.8ユーロ/MWhとマイナス498.7ユーロ/MWh)を記録した。