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米国:NRC、Project Matadorの環境影響評価でパイロットプログラムを初適用

2026-03-20
  • 北米
  • 原子力

米国原子力規制委員会(NRC)は2026320日、フェルミ・アメリカ社がテキサス州でウェスチングハウス社製大型原子炉「AP1000」を4基新設する「Project Matador」について、環境影響評価(EIS)の審査手続き開始とパブリックコメントの募集を公表した。本件では2023年の国家環境政策法(NEPA)改正を踏まえ、従来NRCが主体となって作成していたEISを、事業者が同委員会の監督下で草案作成を担うパイロットプログラムを初めて適用して審査の効率化を図る。NRCによると審査期間は約50%、審査リソースは約30%それぞれ削減できる見込みである。建設開始は2027年頃、初号機の稼働は2033年頃を目指しており、20256月および8月に建設運転一括許認可(COL)を申請している。なおProject Matadorは、大型原子炉に加え天然ガスや太陽光など多様な電源を統合する計画で、発電容量は最大約17GWに達する可能性がある。