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フィンランド:オルキルオト3号機、欧州初のEPRとして臨界に到達

2021-12-21
  • 欧州
  • 原子力

フィンランドの電気事業者TVOのオルキルオト原子力発電所3号機(EPR、172万kW)は2021年12月21日、初臨界に到達した。同国5番目の原子炉として40年ぶりに新規起動する同機は運開後、同国における電力需要の約14%相当を発電する予定である。TVOは2003年にフランスのアレバNP社およびドイツのシーメンス社と32億ユーロ(約4,160億円)のターンキー契約を締結し、2005年に建設を開始した。当初は2009年の商業運転開始を予定していたが、様々な理由で遅延していた。今後、出力を徐々に上げながら起動試験を行い、2022年1月末に出力30%で発電を開始し、同年6月には定常運転に入る予定で、同機は欧州におけるEPR初号機となる。欧州では現在、フランスと英国においてEPRが建設中で、それぞれ2024年と26年に運開を予定している。