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中国:2025年の電力統計速報、発電設備平均稼働時間の減少続く

2026-01-29
  • 東アジア
  • 電気事業一般・経営

国家能源(エネルギー)局は2026年1月29日、2025年の電力統計速報を発表した。それによると、中国国内の総発電設備容量は2025年末時点で、38億9,134万kW、前年比16.1%増加した。そのうち、太陽光発電の設備容量は12億kW、風力は6.4億kWで、それぞれ、前年比35.4%、22.9%増加した。一方、一定規模以上(6,000kW以上)の発電所の平均稼働時間は3,119時間となり、前年比312時間減少した。電源別では、石炭火力の平均稼働時間は4,346時間で、同269時間減少した。石炭火力の稼働時間の減少は、近年の急速な再エネ電源の導入と構造的な電力過剰、さらには需要の伸び悩みによって引き起こされ、エネルギー転換に伴う典型的な現象となっている。