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米国:NERC、2035年までの長期信頼性評価(LTRA)を発表
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- 2026-01-29
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- 北米
- 電気事業一般・経営
北米電力信頼度協議会(NERC)は2026年1月29日、「2025年長期信頼性評価(LTRA:Long-Term Reliability Assessment)」を発表した。LTRAは、北米地域の今後10年間の電力系統計画の信頼度評価を地域信頼度協議会(RE:Regional Entities)単位で毎年実施するもの。本評価によるとデータセンターなどの大規模負荷の設置計画や接続申請の具体化により需要予測が見直され、ピーク需要が夏季は224GW増加(2024年予測比69%増)、冬季は245GW増加(同65%増)すると予測。年平均成長率は1995年の調査開始以来、最高水準となっている。また北米全体で23の評価エリアのうち13エリアが将来的にピーク需要に対する供給力不足に陥るリスクを抱えていると評価されており、特にMISOやPJM、ERCOTなどでは加速的な需要増加により供給力確保が追い付かず「高リスク」に分類されている。
