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豪州:大規模石炭火力が廃止時期を2年先送り

2026-01-20
  • オセアニア
  • 火力

大手エネルギー事業者のOrigin Energyは2026年1月20日、同社が保有するEraring石炭火力発電所(発電出力:288万kW)の廃止時期を2027年8月から2029年4月に先送りすると発表した。同発電所の廃止については、当初、2025年とされていたが、州内の同期発電機が不足すると懸念する州政府が同社と協議して、2027年8月に延長した経緯がある。その後も電力系統を運用するAEMOは同発電所が稼働停止した場合、系統運営にリスクが生ずることを明らかにしていた。今回、さらに廃棄時期を先送りすることで系統強度の安定性が確保されることから、再エネや蓄電池の設置や送電線の強化に余裕ができると同社では話している。