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メキシコ:蓄電池の増強は、容量市場での支払いに大きく左右

2025-12-06
  • 中南米
  • その他

エネルギー情報サイトは2025年12月6日、メキシコでの蓄電池増強は容量市場の支払に大きく左右されると報じた。メキシコエネルギー省は蓄電池(BESS)の容量を2030年までに5.6GWを増強する目標を掲げているが、開発事業者やアナリストなどは、日中に太陽光で発電した電力を夜間ピーク時に供給して得られる収益だけで投資回収は不十分で、容量市場での補償に拠るところが大きいとしている。容量市場は新規電源の投資促進を目的に創設され、蓄電池は連続3時間以上のフル供給できることが安定供給容量の要件となっている。ただし、容量市場を管轄する系統運用機関CENACEは、BESSの安定供給容量の認定、系統での蓄電池の運用に関する規制について詳細を公表していない。中長期的には容量価格が高止まりするとの見方もある一方、金融関係者は規則の不確実性を指摘する声もあり、投資へのインセンティブという意味でも、新たな規則の制定が待たれるところである。