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ドイツ:政権与党、産業用電力価格と調整力入札の実施について合意
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- 2025-11-13
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- 欧州
- 環境・再エネ
連立与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)は、2025年11月13日の会合で、今後のエネルギー政策の方針について合意した。報道陣に配布された文書によると、主な合意内容は(1)2026〜2028年に産業用電力価格に上限規制(目標水準は5ユーロ・セント/kWh)を導入する、(2)2026~2027年に入札を行い、再エネの調整力12 GWの新設を支援する。(2)については、2026年に調整力10GW(2031年までの運開が前提)を募集する入札を行う。このうち8GWは、水素燃焼可能なガス火力(10時間以上連続して発電可能なことが条件)を対象とし、2GWは技術中立枠として蓄電池などの参加も可能とする。また、2026/2027年に少なくとも2GWの水素燃焼可能な発電所(2032年までの運開を前提とし、早期の水素転換を義務付け)を募集する入札を行う。これらの入札は容量市場設立までの移行措置とし、容量市場に関しては遅くとも2027年までに制度設計を決定し、2032年の運用開始を目指す。
