海外電気事業短信

英国:浮体式実証事業3件が技術審査を通過

2021-07-27
  • 欧州
  • 環境・再エネ

エネルギー情報誌は2021年7月27日、英国で検討されている浮体式洋上風力発電事業3件の状況について報じた。英国の海域を管理するCrown Estateが2021年3月に募集した浮体式の実証事業が技術的な審査を終了し、環境審査に進むことが発表されている。3件の発電出力の合計は30万kWで、これらの事業は欧州、米国のデベロッパーやエンジニアリング会社が実施するもので、新しい浮体構造や係留方法、建設方法などが試される。環境審査を通過すれば、海域のリース契約を締結することになる。着床式の洋上風力発電では世界最大の規模をもつ英国は浮体式事業でも世界に先駆けて市場を構築する考えで、2030年に100万kWの設備導入を目指している。英国では浮体式事業2件(合計出力:8万kW)が既に稼働しており、今回の3件(30万kW)の他にも2件(約13万kW)が検討されている。さらに北部のスコットランドで実施中の海域入札でも浮体式事業が実施される見通しである。