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マレーシア:半島と東マレーシアの沿岸に浮体式原子力発電所導入の可能性

2025-10-16
  • 東南・南・中央アジア
  • 原子力

2025年10月16日付の報道によると、マレーシアは2031年までの原子力発電導入に向けて、浮体式原子力発電所(FPU)を選択する可能性があると、ロシア国営原子力企業ロスアトム傘下のロスアトム・エネルギー・プロジェクツのTsibulyaディレクターが述べた。これは、ASEANエネルギービジネスフォーラムでの発言で、FPUはマレー半島と東マレーシアの沿岸に配備可能であり、今後10年以内に原子力エネルギーの導入を目指す同国にとって最も現実的かつタイムリーな選択肢となるという。急速な工業化とデータセンター建設が進む半島部では1,200MWの大型炉2基分の容量を組み込める一方、東マレーシアでは送電網が小規模で、ほとんどの地域が海沿いのため、FPUがより適していると述べた。また、同フォーラムではASEAN Centre for Energyとロスアトムが、原子力技術とその応用に関する国民の意識向上、科学・人的資源の開発などの原子力協力の覚書に署名した。