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欧州:EIB、欧州における送電線投資が不足しているとの見解を発表

2025-09-23
  • 欧州
  • 送配電

欧州投資銀行(EIB)は2025年9月23日、欧州において電力系統への投資が不足しているとする記事をホームページで公開した。EIBはその中で、従来の資金調達モデルは、特にエネルギー貯蔵や分散型電源といった、投資リスクの高い新しい電力系統関連プロジェクトには対応しきれていないと指摘した。さらに、このセクターは多国籍の送電事業者から小規模な市町村の配電事業者まで多様な主体が各国ごとの規制下で事業を行っていることが、融資側が一貫した解決策を適用することを難しくしているとした。EIBはこうした課題に対応するため、リスク低減や民間資金呼び込みを目的としたファイナンスの仕組みを強化しており、2025年にはクリーンエネルギー関連などを対象とした過去最高の1,000億ユーロの融資計画を掲げ、そのうち110億ユーロを電力系統関連に充てると表明した。また、15億ユーロ規模の債務保証制度を通じて、変圧器・ケーブルなどの域内サプライチェーン強化も支援している。