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EU:欧州水素銀行落札プロジェクト3件が補助金申請取消、資金は返還・再分配
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- 2025-08-14
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- エネルギー一般・政策
2025年8月14日付のエネルギー情報誌は、これまでの欧州水素銀行オークションで落札されたグリーン水素製造プロジェクト3件が補助金申請を取り消したことを受け、欧州委員会が浮いた資金を財源(イノベーション基金)へ返還、もしくは第2回オークションでの落札を逃した予備プロジェクトへ再分配する意向を示したと伝えた。今回入札プロセスからの撤退を表明したプロジェクトは、H2 Hub Lubmin(ドイツ)とZeevonk electrolyzer(オランダ)、Catalina(スペイン)であり、水電解装置の設備容量にして127万kWに相当すると報じられている。上記のプロジェクトはいずれも規制の不確実性や補助金交付の条件である運開期限(2030年)の超過可能性、不十分な価格差支援を撤退理由に挙げており、今後は自国政府からの財政支援や次回の欧州水素銀行への入札を活用しつつ事業を継続する方針であると伝えられている。
