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米国:EIA、カリフォルニア州の太陽光・風力発電の出力抑制の増加を報告
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- 2025-05-28
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- 北米
- 環境・再エネ
米国エネルギー情報局(EIA)は2025年5月28日、カリフォルニア独立系統運用者(CAISO)が2024年に実施した太陽光・風力発電の出力抑制の対象となった発電電力量が前年比29%増の34億kWhに達したと報告した。そのうち太陽光が全体の93%を占め、特に気候が穏やかな春季の日中に供給過剰になり(空調などの電力需要が小さくなる一方、太陽光発電による供給が大きくなるため)、出力抑制が実施された。同州における太陽光と風力の発電設備容量は2014年の970万kWから2024年に2,820万kWに急増しており、電力系統の安定性確保が課題となっている。対策として、蓄電池の活用や電力市場取引の拡大、再エネを利用した水素製造による余剰電力の活用などが進められているが、EIAは送電容量の増強や長時間の電力貯蔵設備が無ければ出力抑制は避けられないと指摘している。
