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ドイツ:天然ガスから水素へ25kmのパイプラインが転換完了

2025-04-08
  • 欧州
  • その他

ドイツのガス輸送会社ONTRASは2025年4月8日、バート・ラウヒシュテット・エネルギーパークとフランスの石油メジャーTotalEnergiesのロイナ製油所を結ぶ全長25kmの水素パイプラインが完成したと発表した。このパイプラインは1980年代に敷設された天然ガス用パイプラインを水素輸送用に転換したもの。同エネルギーパークには8基、合計50MWの陸上風力発電が設置され、その電力を用いて30MWの水電解装置でグリーン水素を製造し、年間約2,700tの水素を輸送する。あわせて製造された水素を貯蔵するための塩洞窟の整備も進められており、2025年末までには水電解装置と製油所側の設備が完成し、水素輸送が始まる予定である。このパイプラインは、ドイツ国内で構築が進められている水素基幹ネットワークおよび欧州全体で計画されている水素バックボーンの一部となる。