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ドイツ:ドイツ復興金融公庫、水素コアネットワーク支援で初の資金拠出

2025-03-24
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

ドイツ復興金融公庫(KfW)は2025年3月24日、水素コアネットワーク整備支援として、約1億7,200万ユーロを専用の償却口座へ拠出したと発表した。ドイツでは2032年までに全長9,040kmの水素コアネットワーク整備が計画されており、その利用料は水素需要家が負担する。ただし初期段階では利用者が限られるため、連邦ネットワーク庁は料金上限を設けて需要拡大を促す。この上限と実際に必要な運営コストとの差額は償却口座から補填される。これによりネットワーク運営事業者は初期から安定収入を確保でき、投資リスクが軽減される。将来的に利用者と収入が増えれば追加収入が償却口座に返還され、2055年までにKfWの資金と相殺される予定。償却勘定が均衡しない場合、残額の76%を連邦政府、24%をネットワーク事業者が負担する。水素コアネットワークの建設は2025年から始まり、KfWはこの取り組みに向けて240億ユーロの融資枠を確保している。