海外電気事業短信

英国:2024年第3四半期に化石燃料による発電量が過去最低を記録

2024-12-02
  • 欧州
  • 環境・再エネ

英国の大手発電事業者Draxは2024年12月2日、2024年第3四半期を対象とした調査レポートにおいて、今年8月に英国全体での化石燃料による発電量が月間平均で初めて5GWを下回り(全発電量の約18%)、エネルギー消費量に対するCO2排出量も過去最低の78g/kWhを記録したと報告した。化石燃料による発電量は前年同期と比べ3分の1減少しており、この減少は海外からの電力輸入や再エネの増加によるものである。また、同期には風力発電が電力需要の60%以上を賄う時間帯もあり、8月22日の早朝には需要が30GWを下回る中、約18GWが風力発電によって供給されていた。一方で、同レポートでは、送電網の制約が原因で風力発電が十分に活用されていないと指摘し、その解決のために蓄電設備や送電網への投資促進を提案している。