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EU:ACER、EUの2030年グリーン水素供給目標は未達成の可能性が高いと報告
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- 2024-11-19
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- 欧州
- エネルギー一般・政策
欧州エネルギー規制者協力機関(ACER)は2024年11月19日、域内水素市場の現状や動向に関する報告書を公表し、欧州委員会が掲げる2030年までのグリーン水素供給目標が未達成となる可能性が高いことを報告した。目標達成を妨げている主な要因として、グリーン水素の低調な需要、水電解装置の配備の遅れ、グレー水素の3~4倍に相当する製造コスト、水素インフラ事業を取り巻く不確実性が挙げられている。またACERは欧州委員会に対して、EU指令「水素および脱炭素ガス市場パッケージ」の国内法制化の促進や正確な需要予測に基づいたインフラ投資計画の策定、水電解装置の開発および電力部門の脱炭素化ペースの向上など水素市場の不確実性を軽減するための7つの提言を行った。2022年に発表されたREPowerEU計画では、2030年までに2,000万t(域内生産1,000万t、輸入1,000万t)のグリーン水素を域内で供給するという目標が掲げられている。
